トビラからトビラへ
迷惑メール*1のにのみやの言いつけ通り家族揃って観ました。私は見栄っ張りであまのじゃくなので家族の前でテレビ観ながら一切泣かないのですが、けっこう我慢するのに必死でした。その反動で、早速の編集作業をしながら一人ぼったぼた涙をこぼすというよく分からない感じになってしまった。よけい疲れる。
感動ドラマシリーズ最終章お疲れ様でした。しかし「感動」という冠はキャッチーだとは思えど要らないんじゃないかと思うのは私がひねくれた人間だからです。このシリーズは昨今よくある「感動」モノのように過剰なお涙頂戴演出はなく淡々と丁寧に描かれている印象が強い。このご時世訪問販売のセールスマンという設定はリアリティーには欠けるし(とはいえ原案がある以上はそこを守らなきゃ意味がないし)その上売り上げトップだなんて半ば御伽噺の様でもある。でも血の通った温かい人と人との交流があるのであれば世の中まだまだ捨てたもんじゃないかもしれない。と思わせてくれるようなそんなよいドラマでした。
にのみやの演技に関してはもう今更私が言うこともない*2と思うけど、一つだけ。上手いとかリアルとかではなく「その人」(今回は倉沢英雄)が「そこにいる」「存在する」と錯覚させてしまう事が彼の凄さ*3なんだろうな*4。